【宮城県加美町・風車部品 脱落事故】

再発防止策の徹底を求める声広がる

2026年2月5日、宮城県加美町にある風力発電施設「JRE宮城加美町ウインドファーム」で、部品の一部が脱落した可能性のある事故が発生したことが発表されました。

加美町発表によると、風車4号機のナセルハッチの一部と、それを支える支持部品が外部に脱落した可能性が高いと報告されています。

町は事業者に対して「厳重注意」を行い、再発防止のため、改めて報告するよう求めています。

また、町は事業者に対し、加美町議会や経済産業省、共同出資者である東北電力株式会社への報告をするよう求めています。

●発生した事故の概要

風車の高さ約90メートルにある「ナセルハッチの一部」と、その支持部品が紛失していることを発見。落下物は行方不明。

ナセルハッチ:約80cm×90cm、重量8.39kg

※紛失は全体の2/3程度で約6kgと推測

支持部品:約66cm×23cm、重量1.22kg

事業者の報告では、点検後に施錠忘れがあった可能性が高いとしており、脱落した正確な時期は不明。昨年12月20日から1月21日の期間に脱落したと推測されています。

脱落部材は積雪の影響で回収が困難な状態であり、地域住民の安全への不安は拭えていません。

【風車事故の全国的な安全課題】

今回の部品脱落事故は、地域レベルの問題にとどまりません。近年、日本国内では風力発電設備に関連する事故が複数報告されており、羽根の落下や破損など重大な機器故障が発生する例もあります。

秋田県秋田市では、2025年5月に風車の羽根が落下し、近くにいた男性が死亡する事故が起きています。

【安全こそ最優先】

風力発電は環境負荷低減に資する取り組みである一方、装置の安全性と運用管理の確実性が住民の安心を支える基盤です。

今回の加美町での部品脱落事故は、その基本が再確認されるべき重要な教訓です。

関係事業者には、一過性の対策ではなく、徹底した安全管理体制の構築と透明性ある情報公開を進める責務があります。

地域社会全体が安心できる風力発電の運用へ、さらなる取組みが求められています。

加美町HP

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