第7次エネルギー基本計画が閣議決定~「保安林の解除に係る事務を迅速に実施する」の文言は削除
2025年2月18日、第7次エネルギー基本計画が閣議決定されました 。
(METI/経済産業省) https://www.meti.go.jp/press/2024/02/20250218001/20250218001.html
全国再エネ問題連絡会が重大な問題だとして、緊急声明も出していた「保安林の解除に係る事務を迅速に実施する」の文言は削除され、
「国土保全及び環境保全の観点を前提としつつ、保安林について、ポジティブゾーニング推進の方向性を踏まえた対応を進める」
との文言が加わりました。
このエネルギー基本計画案に対し、全国再エネ問題連絡会が出した「陸上風力発電推進のために、保安林解除手続を迅速化するのはやめてください」との緊急声明には、全国から68団体が賛同。
また、全国からパブリックコメントが多数寄せられたことも、「保安林解除事務の迅速化」阻止につながったものと考えます。

大型の陸上風力発電は、そもそも国土・環境保全と両立せず、トレードオフの関係です。
全国再エネ問題連絡会では、今後も、森林を破壊しての再エネ事業は論外であることを広く訴えていきます。

全国再エネ問題連絡会 室谷共同代表、加美郡の風力発電を考えるネットワーク 小林さんが、
エネ庁新エネルギー課風力事業推進室 福岡室長、林野庁治山課保安林・盛土対策室 福長課長補佐、
林野庁治山課 長岡山地防災緊急対策官に面談し、地域の実情を訴えました(2025年2月14日)