広大な丘陵地帯、農業地域、地域森林計画対象民有林などを含む緑豊かな地域(石狩市厚田区と当別町西当別)に、4事業最大57基の風力発電計画!

石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会(https://windturbine.lbcc-alumni.jp/index.shtml)と風力発電を考える当別町民の会(https://saiene.newrice.info/)が事業中止を求める署名活動を開始しました。ぜひご協力ください!

【現在計画中の4事業】

◉(仮称)北海道厚田風力発電事業(東急不動産株式会社)
  単機出力 4,300~6,100kW 最大15基、最大総出力 91,500kW, 全高
  最大194m
◉(仮称)石狩市厚田区聚富望来風力発電事業(一般社団法人開発44
  号)単機出力4,200kW 最大8 基
◉(仮称)石狩郡当別町西当別風力発電事業(一般社団法人開発44号)
  単機出力4,200kW 最大12基            
◉ (仮称)石狩聚富風力発電事業(株式会社市民風力発電関連会社)
  単機出力3,000~6,000kW、最大22基, 全高最大約 200m

【事業中止を求める理由】

(1)周辺住民への健康影響が大きく懸念されます
厚田区聚富望来風力発電から最寄り住宅まで700m、石狩聚富風力発電から医療関係施設まで約1kmなどと離隔距離が短く、計画されているすべての発電事業が稼働した場合、すでに稼働している石狩八の沢風力発電(5基)も加え、低周波音・超低周波音を含む風車騒音の累積的影響が大いに懸念されま

(2)自然環境 (希少猛禽類を含む野鳥やコウモリ類) への影響が強く懸念されます

 計画地の一帯はほとんどが「石狩市風力発電ゾーニング計画」(2019年)において生活環境や自然環境の保全上重要な地域で環境保全を優先すべきエリア「環境保全エリア」に指定されています。これらの地域には、滅危惧種で天然記念物 のオオワシ、オジロワシが生息し、希少猛禽類のハチクマ・チュウヒの営巣木もアセス調査で確認されています。さらにオーストラリアから子育てにやって来る準絶滅危惧種オオジシギの営巣も確認されています。また、毎年春先、近隣の水田にはコハクチョウの大群が渡りの途中数週間滞在します。
 コウモリ類(哺乳類)はブレード回転時の急激な気圧変化に伴う内臓損傷による死亡が報告されており、自然・生態系への影響が強く懸念されます。

(3)巨大風車建設や建設道路拡張にともなう大量の樹木の伐採と地形の改変による土砂災害の危険性

 対象事業実施区域には「崩壊土砂流出危険地区」や「土石流危険渓流」などの危険箇所があります。谷沿いの不安定な地区で土地の改変を行うことで、大雨・融雪などの影響により雨水と土砂が一気に流れ出し、下流域の民家や石狩の基幹産業である漁場が「土石流」により被害を受ける恐れがあります。

(4)景観破壊
 
 厚田区は海岸段丘が発達しており、海と山、そして丘の上に広がる田園風景が多くの人々の心をとらえています。さらに美しい日の出、日の入り、月の出、星・夜空の景観は市民共有の財産です。幾重にも重なる巨大な風車で、これらの景観を壊してはなりません。

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